今回は、今まで不妊の原因を嫁のせいにしてきた夫が、自身が無精子症であることを知った話。

「俺はタダシ。結婚五年目の妻アイナと二人暮らし。今日、不妊の原因が俺だと分かった。治療をしても俺の体で精子が作られることはないと診断を受けた。そのことで妻のアイナが「俺の母親にそのことを告げろ」と言ってきたのだ。アイナがなぜこんなことを言うのか分かっている。結婚当初から、俺の母は子供ができないアイナに嫌味を言い続けてきた。母は一人息子の俺に跡継ぎを作って欲しいと常々言ってきていた。これまでアイナもいろいろな病院で検査したが、アイナには問題がなかった。そして・・・」

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