万博開幕まで1カ月 大阪府警が訓練センターで訓練実施

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2025年大阪・関西万博の開幕が目前に迫るなか、大阪府警は10日、大阪府大東市にある府警総合訓練センターで警備訓練を実施した。訓練は府の吉村洋文知事や府警の岩下剛本部長が見守る中で行われ、開幕を目前に控え、万全の態勢づくりが進められている。
 訓練には府警警備部の機動隊ら約260人が参加。冒頭、吉村知事が「開催に伴う課題を検討し、迅速的確に対処できるように不断の努力を重ねてきた。万博を絶対に成功させるという府警の強固な信念を感じる」とあいさつした。
 最初の訓練では、警備犬数頭と指導員(ハンドラー)が登場。コインロッカーやゴミ箱に爆発物が隠されたとの想定で、警備犬が爆発物に模した火薬入りの爆竹を素早く発見した。
 続く、規制訓練では、他国が管理する施設の前で大音量で音楽を鳴らすなどし、敷地内への侵入を試みる活動家らに対し、突入を防止する柵を展開。暴徒化した活動家を警察官が大型の盾などを用いて制圧した。
 その他にも、要人の護送中を想定した警備訓練なども実施。多数のシチュエーションで訓練を行い、対処能力の向上が図られた。

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