西穂高岳→奥穂高岳 踏破記録④ ガレガレガレ場の間ノ岳
00:00 導入
前回からの続きです。この動画はあまり解説動画の無い西穂高岳から奥穂高岳の縦走ルートについて解説しています。対象視聴者は今年西穂高岳、奥穂高岳の難ルートに挑みたいという方向けに作成しています。興味があればご覧ください。
00:20 前回の続き、赤岩岳について
前回は西穂高岳から赤岩岳到着までを動画にしました。早朝の6時丁度に西穂高岳を出て前回ついた赤岩岳には40分程度で到着しました。ここを目当てでくる人はいないので、コースタイムは調べても出てきませんでしたが、おそらく西穂高岳山頂から赤岩岳山頂まで1時間を見たほうがいいと思われます。西穂高山荘からここまで来るのに休憩込みで3時間40分かかっています。
00:48 日本第4位の標高?間ノ岳(あいのだけ)
さて、現在映像が流れているのは赤岩岳から間の岳と言われている間の映像です。奥に見えるのが次のチェックポイントであるあいのだけです。私は漢字が読めず間の岳って読んでました。違います。あいのだけです。標高2907mです。ちなみに日本で4番目に高い山はご存知ですか?一位はもちろん富士山・・・2位は北岳・・・3位は奥穂高岳・・・4位は間ノ岳です。この稜線上のこの山が日本第4位なの!?と思いますがこれは違います。南アルプスにある別の同名の山のことを示していました。ちなみに日本山ベスト4についてですが、3位の奥穂高岳と4位の間ノ岳の標高差は1mしかなく、サイトによっては間ノ岳も3位になってるサイトも存在します。4位なのにあまり知られていない間ノ岳ちょっと行ってみたいですね。ちなみに5位はかの有名な槍ヶ岳です。
02:01 間ノ岳直下
登山道を示す丸と矢印が確認できます。白のペンキで岩に○、X、矢印が直接マーキングされています。間ノ岳山頂直下です。ガレガレのガレ場を行きます。標準カメラの映像で見てほしいのですが、滑落したら止まりません。また現在進行形で崩壊し続けているので落石も多発していることも留意が必要です。どこが落石の通り道なのか?今どこが崩れているのか慎重に見極めながら進みます。所謂、登山道は落石の通り道になっているところの通行は避けたところにあります。指定された登山道以外通らないでくださいと言われている理由はそこにもあったりします。
02:54 分岐
ここの局面で言うと、右側に通行できそうな箇所がありますよね。私自身も登っていて一瞬右かなと思いました。しかし、登山道のマーキングは左から迂回しろと指示しています。なぜなんでしょうか?私なりの解釈ですが、右側は崩壊が現在進行形で続いており落石の危険があったり、浮石だらけで諸々なリスクが多かったりするからだと思います。
03:22 前の登山者と落石
不要な落石リスクを避けるために前の登山者とは距離を空けねばなりません。日々崩壊し続ける山肌は、地面に固定されていない浮石となって斜面に転がっています。前方の登山者がもちろん悪気もなく誤って落石を生じさせてしまうことがあります。その時に真後ろ、真下にいた場合は落石に巻き込まれるリスがあるので距離を置きます。
03:55 山頂エリア
左側に山頂が見えてきました。赤岩岳の次のチェックポイント間ノ岳です。山頂に近づくにつれ崩壊がひどくなりあたり一面は浮石だらけです。集中力を保つために、落石の通り道になってないところで軽い休憩をこまめに取ってください。西穂高、奥穂高の縦走ルートは体力勝負の局面もあり、疲れて集中力を切らすと滑落事故を起こします。一度稜線に入ってしまうと、まともなエスケープルートは存在しないので慌てずに一歩一歩慎重に進むのが賢明です。
この辺りを見てみると真っ赤な岩がたくさんあり、おそらくですが鉄分を含んでいるんではないかと推測できます。赤岩岳より間ノ岳の方がよっぽど赤岩岳っぽい感じがしました。実は実際登っている時に間ノ岳の標識がなく、あれ?って思っていたんですが、後日収録素材を確認してると見つけました。山頂の岩場横に小さく間ノ岳と書いてありました。360度綺麗に見える素晴らしい景色でした。到着時刻は午前7時。西穂高山荘出発から4時間が経過しています。
BGM:VML vmp-vml.com/
@RYUITOMUSIC
(2023年8月22日)
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